2006年1月31日 (火)

【2006_0050~0060】ラーメントライアウト(準決勝)

立川駅南口のラーメン店集合施設「ラーメンスクエア」が行っている、新店公募コンテスト「ラーメントライアウト」。大崎さん、武内さんが書類審査、面接審査なども担当。準決勝の実食審査には、施設側の担当者に加え、我々も参加させていただきました。

店主未経験者が5名、店主経験者が6名参加し、そのラーメンをもとにそれぞれの上位2名(または3名)が決勝に進出。まずは未経験者から食べ始めたが、「ホントに未経験?」と驚くレベルの作品がどんどん登場。全部で11杯あるので完食することはできなかったが、次々と新たな味が出てくるわけで食べる側も大変。未経験組5杯食べ終えてから審査。様々な意見をあわせ「ラーメンスクエアのお客さんが喜ぶラーメン」というポイントで2人を選ばせてもらった。

少しの休憩を挟んで、経験者の部6名の審査。経験者といっても、多くは現役の人気店店主。中には「超らーめんナビ」で★をつけていたり、顔見知りの店主もいたりしたが、今日はあくまでラーメンの味で審査。審査員10人で投票をしたところ、3人が同点首位。無理に絞り込むよりは…ということで、決勝には3人が進出することで決定。

いろんな味を並べて比較するのは、一見楽しく実は苦しかった…。演歌とロックとフォークとテクノをあわせて「日本一の音楽」を決めるようなもの。しかもどれもレベルが高いっ。「トライアウト」というより「ドラフト会議」と呼んだほうがいいかも。今回決勝進出を逃した人・店も決して劣るわけではないので、どこかで再会できると思います。

決勝は2/26(日)。審査は審査員で行いますが、結果発表はラーメンスクエアで行うとのこと。ちょっとしたイベントも計画しているようなので、お近くの方は立ち寄ってみてください。

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2006年1月28日 (土)

【2006_0048-0049】六坊@高田馬場

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rokubo_0128tonkotsu 「渡なべ」「六坊」店主でラーメンコンサルタント、渡辺樹庵氏のブログ「渡辺樹庵のここだけの話」で紹介している週末(時間帯限定)の限定メニューは「お遊びラーメン」と呼ばれています。限定メニューというよりは試作品に近いかもしれません。2品で800円。麺の量は「1玉」「半玉」から選べます。私の写真は、原則として「半玉」です。

1枚目は「凧あげラーメン」。このメニューを聞いた瞬間「凧あげ」→「蛸揚げ」を予想したのは、リアル14歳の時にそんなことを思いついていたという、甘酸っぱい(しょっぱい)思い出があるからなんですが、ホントに蛸を揚げてくれるとは思いませんでした(笑)。白いトロロは雲をイメージしたのかな?と聞いてみたら「雪」とのこと。スープに馴染んでしまい、早く消えてしまうトロロだけど、醤油味のスープにじんわり馴染んでいるのはいい感じ。ただ、蛸は厚みにばらつきがある分、火の通り具合にムラが出るのは課題かも。「で、スープは何を表現したの?」と聞いてみたけど、特にこれは考えていなかったらしい。できればそこまで考え抜いて、「UFOラーメン」を越える「怪作」を期待したい(笑)。

2枚目は「とんこつラーメン」。あるラーメン本に載っていた豚骨ラーメンのレシピを再現したそうだけど、少し濃い目に作ったらしく、その店名とはちょっと違った印象。ということは、その豚骨のレシピは店そのもののレシピをほぼ公開しているのかもしれませんねぇ。

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【2006_0047】宗家一条流がんこ 八代目直系小滝橋店

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塩(シソ風味)味玉入り(900円)

早稲田通り沿い。店頭には早速掲載された雑誌の切り抜きがあるけど、上半分に大きな「×」をつけている。兄弟子の町屋店の記事の部分。確かに町屋店の記事で紹介されている担々麺はこちらでは売ってないけど、見せたくなければその部分を切り取ればよいことで、ちょっと美しくないかも。

がんこ系では「あっさり味玉」を頼むことが多いけど、八代目直系ならばと塩を注文。しょっぱさを強く感じるスープは確かに八代目の系譜だが、ややスープがぬるめに感じられたのは残念。チャーシューが大きくて厚いのが、スープを冷ましたのかとも思える。スープの熱さは店それぞれの個性だけど、がんこのスープは熱さも魅力だと思うだけに、努力に期待したい。

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【2006_0046】旅の途中@新高円寺

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らーめん(800円) +みぞれかぶら(200円)

開店直後に「こってり」を食べたけど、今の味は「あっさり」のみ。これでは未食店と同じですね。らーめん)に「冬の遊び」と名づけられたサイドメニューから「みぞれかぶら」を注文。スープはあっさりしながら素材と醤油のコクがあいまって、物足りなさを感じることはない。麺もしっかり茹でられているのでつるっとすすれる。分厚いチャーシューがドンと1枚、これまた美味い。「みぞれかぶら」は、鶏ガラスープで煮てつぶしたカブで、そのまま食べても滋味あり、ラーメンのスープに入れても気品ある味。奇抜に走らずに個性を出した店になっていて、開店から1年半、いい旅をしてきたことを感じさせる。

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【2006_0045】はんなりや@海老名

vinawalk相模原の親戚宅からの帰り、海老名で降ろしてもらう。 久々に「ビナウォーク全国ご当地ラーメン処」の様子を見に行くと、ラーメンの土産などを売っていた売店がとっくに撤退。ラーメン店は六角家、むつみや、柳屋、勝丸、柿岡や、はんなりや。紀一に替わって2月から大安食堂が復活とのこと。

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鶏そば(塩)(650円)

徳福@保土ヶ谷の店主が、「京都拉麺小路」出店時に感じた「京都の印象」をあらわしたものを「京拉麺」と自称している。鶏そばと豚そばがあり、塩・醤油・味噌の3味あり。柚子を利かせて普通においしい和風塩ラーメンで、平太麺は茹で加減が雑なのか、ムラのある固さが残っている。

京都ラーメンとも京風ラーメンとも似ていない味で、「味の印象」を京都からは持ちかえっていない様子。水菜を乗せたから京都をあらわしているわけでもないだろう。ラーメンに罪はなく、店の存在自体にも罪はないと思うが、そんな店を「ご当地ラーメン処」に入れてしまう事業主の考え方は聞いてみたい。

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【2006_0044】福永軒@相模大野

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ラーメン(480円)

どこか懐かしい雰囲気店内。私が子供の頃によく入った、昭和50年代の「中華屋さん」の匂いを感じさせる。ラーメン(480円)は、動物系のしっかりした旨味が醤油に負けず、たっぷりの白い麺が程よく柔らかくておいしい。ラーメン専門店が持つ個性やインパクトはないが、中華の一品や餃子などもあり、家族連れでも一人客でも気軽に食べられるのが嬉しい。ラーメンの楽しみの原点にあるようなこんな店を、駅前に持つ相模大野は幸せだ。

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2006年1月27日 (金)

【2006_0043】めじろ@川崎

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煮干しらーめん(840円)

空いていると思ったら急に混みだしていた。麺あげができる店員さんが休んでしまったらしく、ラーメン作りは店長一人で奮戦中。フロアもトラブルが発生してしまいてんやわんやだったが、店長の機敏な動きでなんとかフォローしていた。じんわりした味わいがスープに出ていた一杯。めじろの全盛期を知る身には違和感もあるが、「店長のめじろ」として新たな羽ばたきを感じさせてくれた。

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【2006_0042】本丸亭@川崎

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赤丸塩らー麺(840円)

ラーメンシンフォニーに一ヶ月遅れで登場。お客はやはりここに集中していて、他に行列していたのはなんつッ亭だけだった。「鶏塩」「梅しらす」にも惹かれたがどちらも売切。スープは本店と比べるとやや旨みの物足りなさはあるけれど、これはあくまで本店と比較しての感想で、塩ラーメンとしてはなかなかの味を出している。ただ、麺が固めだったのは少し焦ってあげている印象を持った。チャーシューは本丸亭特有の味が出ているだけに、早く手馴れてくれて、完全な本丸亭の味になることを期待。

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【2006_0041】らーめん金木犀@梅屋敷

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らーめん(600円)

第一京浜沿いで駅と駅の中間くらいにあり、清潔で今風の店構えに若そうな店主。こういう新店だと和風の味が出てきそうだが、近在のラーメンショップなどを思わせる、ライトとんこつにたっぷりの油が乗ったスタイル。麺も茹で加減以上に柔らかめ。卓上のトウバンジャンやプレスにんにくを入れると、そちらの味に染まってしまうのはちょっと残念。チャーシューはスープにマッチした脂の多いもの。

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【2006_0040】麺処都芸@岩本町

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らーめん(しょうゆ)(600円)

男性二人で切り盛りしていた新店。各メニューにしょうゆ味としお味があり、他には担々麺も。醤油の味を際立たせず、動物系の旨味を際立たせず、昆布や煮干しなどの魚介系も際立たせない。かといって、「絶妙な」といえるほどのバランスがあるわけではないが、極々特色のない味わいだが、物足りなさを感じるほど上品でもではない。オフィスが多いがラーメン店が少ないこの界隈にあって、地元使いのラーメン屋として地道に営業しそうな店。

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